「堺DX推進ラボ」は、堺市が事務局となり令和5年に構築した、産学官金17機関が参画する地域ぐるみのDX支援連携体です。限られたリソースの中、事務局がハブ・ファシリテーターとして具体的な取組を推進することで形骸化させず、支援機関同士が有機的に連携する支援基盤を形成し、日本DX大賞2025支援部門において奨励賞を受賞しました。
本取組は、これまでの活動を通じて構築した連携・支援基盤を起点に、「支援機関の集まり」を企業と支援機関がともにDXを実践し成長する具体的な「DX支援の場」へ変革させることを目指したものです。
堺市では、DXを単なるデジタル化による業務効率化ではなく、新規事業創出やビジネス変革を通じた企業価値向上の取組と捉えています。一方、価値創出を伴う本質的なDXの実践には上流工程からの支援が不可欠であるものの、多くの支援が下流工程にとどまり、企業価値向上まで結びつきにくいという課題が顕在化していました。
そこで堺市は、令和7年度より本質的なDXの実践を支援するプログラム「堺 NeXt Drive」を開始し、新規事業創出・ビジネス変革をテーマとしたDX支援を実装しました。地域企業が自社の強みを起点に価値創出へ挑戦することを支援するとともに、支援機関が実践を通じてDX支援力を高めていく構造を組み込み、地域の支援の質そのものの進化に挑戦しています。
令和7年度は地域企業5社の成長に向けた取組を支援し、支援機関にとっても上流工程からのDX支援の意義を実践を通じて共有する機会となりました。地域ぐるみの連携を基盤に行政が「場」を設計し、DX支援の実践知を地域に蓄積・循環させる点に本プロジェクトの革新性があります。デジタル化を超える本質的DX支援を地域に実装するモデルとして、持続可能かつ他地域への展開可能性も有しています。

堺市・堺DX推進ラボ は、186件から選ばれた24社のひとつです。実践者が集まるサミット&アワードを 7/22・23 に開催します。各部門のパネルディスカッションやラウンドテーブルで、現場のDX推進に触れられます。TODAホール(京橋)。
サミット&アワードを見る公開プレゼンテーション審査は終了しました。