2020年7月豪雨の翌日、「あなたは、本当に逃げられますか?」という問いから本プロジェクトは始まりました。ハザードマップは全世帯に届いていたにもかかわらず、住民は逃げませんでした。紙の情報では「自分事」にならないという原体験が、玉名市の変革の連鎖を生みました。
国土交通省のオープンデータ「PLATEAU」による3D都市モデルを核に、防災、都市政策、関係人口創出、インフラ管理の4領域を統合したデジタルツインDXを実装しました。専任DX部門を持たない小規模自治体が、現場職員主導で6年間に8つのユースケースを生み出しました。
最初の変革は「動くハザードマップ」です。3Dで浸水を可視化し、VRで避難を疑似体験させることで、住民の正常性バイアスを打ち破りました。この技術蓄積は、人流解析によるEBPM、Fortniteやメタバースを活用した関係人口創出、点群データを活用したインフラ管理DXへ連鎖しました。
住民325名のアンケートでは9割が「使いたい」、8割超が「防災への関心が高まった」と回答。2025年にはインフラDX大賞とジャパンレジリエンスアワード優秀賞を受賞しました。

熊本県玉名市 を含む地域DX部門のファイナリストが、サミット&アワードのパネルディスカッションに登壇します。審査員からの問いに、うまくいった理由もつまずいた理由も答えます。7/22・23、TODAホール(京橋)。
サミット&アワードを見る公開プレゼンテーション審査は終了しました。