120年の歴史を持つ大阪ガスは、エネルギー市場の自由化や脱炭素化という未曾有の激変期に直面しています。慎重で縦割りな伝統的文化が変革を阻む中、顧客と社会の課題を解決する「価値創造パートナー」へ進化するため、経営戦略の核にDXを据えた組織変革「Daigas X」を始動しました。
伝統の壁を破る原動力となったのが、関西弁でおもしろがる気風を意味する「いちびり精神」の再点火です。経営幹部30名が自らAIを相棒として楽しみ、徹底討論する場を10回開催。さらに全450チームが自分たちの悩みをAIで解決し、780件以上の成功を競い合う「D-1グランプリ」を実施しました。その結果、全従業員6,000人の7割超が生成AIを日常活用する「自律型AI活用集団」へと変貌しました。
この6,000人の熱量をビジネス成果へ昇華させるエンジンとして、独自の内製AI開発基盤「WAAAP」を構築しました。ユーザー企業では稀な完全内製化により、ベンダー任せにせず開発期間・費用を1/3以下に抑え、現場のニーズを即座に形にしました。半年で400件超のAI活用を実装し、個人の熱量を組織的な競争力へ変換する「成功の量産工場」となっています。
その成果は、年間約22万時間の業務時間創出、従業員満足度5.41/7.0点、蓄電池の最適制御モデル構築等による3.5億円のビジネス成果につながりました。2030年には40億円の成果を見込み、醸造職人の勘を活かした製造業DXや、施工写真をAI判定する建設業DXなど、他社・他産業への展開も進めています。

大阪ガス株式会社 を含む業務変革部門のファイナリストが、サミット&アワードのパネルディスカッションに登壇します。審査員からの問いに、うまくいった理由もつまずいた理由も答えます。7/22・23、TODAホール(京橋)。
サミット&アワードを見る公開プレゼンテーション審査は終了しました。