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庁内DX部門 DAY 2 / 6月17日(水)

「備災DX」の確立と持続可能なインフラ保全 ─10年3巡の現場知×SIPが打ち破る「無理ゲー」─

玉名市役所
CASE OVERVIEW

事例概要

日本の道路橋の約71%、約52万橋を市町村が管理する中、技術系職員の不在や予算制約により、市町村道の橋梁メンテナンスは大きな課題となっています。玉名市は「橋梁メンテナンス玉名市モデル」によって措置完了率100%を達成し、国土交通省や土木学会等から計9つの賞を受賞した先進地です。

しかし、定期点検業務には、点検費が起債対象ではない財源のジレンマ、記録削減型技術では有事の比較記録が残らない記録のジレンマ、健全性での差がない一律料金制により予防保全が報われないインセンティブのジレンマが残っていました。

本プロジェクトは、10年後を見据えた「定期点検のスパイラルアップ」の集大成です。東京大学開発の市販360度カメラ、SfM、没入型3Dモデル技術を導入し、点検を5段階に階層化しました。

最大のブレイクスルーは、約6割を占める劣化進行のない健全橋の記録を非熟練技術者で代替し、外業約50%、内業約70%の削減に成功した点です。2年間で平均約31%、約1,900万円の縮減を達成し、「備災DX」を確立しました。

登壇者

木下 義昭
木下 義昭
玉名市役所
建設部 土木課 課長補佐兼橋梁メンテナンス係長
産業機械メーカー勤務を経て2002年に玉名市入庁。市町村の制約を逆手に取った革新的な橋梁メンテナンス「玉名市モデル」を構築し、予防保全型へ早期移行。令和2年度土木学会賞 論文賞、第3回および第8回インフラメンテナンス大賞 優秀賞、令和7年度インフラDX大賞 国土交通大臣賞、地方公務員アワード2025&公職研賞などを受賞。本応募「備災DX」は、10年間3巡に亘る点検の現場知と内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の開発技術を融合し、現場のジレンマを解く実装モデル。博士(工学)(九州大学)。

次は、サミット&アワード。

玉名市役所 を含む庁内DX部門のファイナリストが、サミット&アワードのパネルディスカッションに登壇します。審査員からの問いに、うまくいった理由もつまずいた理由も答えます。7/22・23、TODAホール(京橋)。

サミット&アワードを見る

公開プレゼンテーション審査は終了しました。