日本の道路橋の約71%、約52万橋を市町村が管理する中、技術系職員の不在や予算制約により、市町村道の橋梁メンテナンスは大きな課題となっています。玉名市は「橋梁メンテナンス玉名市モデル」によって措置完了率100%を達成し、国土交通省や土木学会等から計9つの賞を受賞した先進地です。
しかし、定期点検業務には、点検費が起債対象ではない財源のジレンマ、記録削減型技術では有事の比較記録が残らない記録のジレンマ、健全性での差がない一律料金制により予防保全が報われないインセンティブのジレンマが残っていました。
本プロジェクトは、10年後を見据えた「定期点検のスパイラルアップ」の集大成です。東京大学開発の市販360度カメラ、SfM、没入型3Dモデル技術を導入し、点検を5段階に階層化しました。
最大のブレイクスルーは、約6割を占める劣化進行のない健全橋の記録を非熟練技術者で代替し、外業約50%、内業約70%の削減に成功した点です。2年間で平均約31%、約1,900万円の縮減を達成し、「備災DX」を確立しました。

玉名市役所 を含む庁内DX部門のファイナリストが、サミット&アワードのパネルディスカッションに登壇します。審査員からの問いに、うまくいった理由もつまずいた理由も答えます。7/22・23、TODAホール(京橋)。
サミット&アワードを見る公開プレゼンテーション審査は終了しました。